あなたは育児休暇についてどんな風に考えていますか。
なんで休まないといけないの?
むしろ一日家にいられる妻がうらやましい?
ぼくはそんな風に思ってしまっていました。でも、たった2週間ですが育児を経験してから180度考えが変わりました。
男が想像している以上に育児と家事の両立は大変です。この記事では、夫であるあなたにむけて、ぼくの反省点を交えながら育休の必要さをお伝えします。
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育児って具体的に何をやっているの?

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そもそも育児とは何をしているか理解しているでしょうか?ミルクをあげてオムツさえかえておけば後は寝てるだけ、などと考えてはいないでしょうか?
間違いではありませんが、この考え方では奥さんは激怒されると思います。
・ミルク
・オムツ替え
・グズったときの相手
・おフロ
・寝かしつけ
たいした数ではないと思うかもしれません。
でも、実際にやってみると、ひとつひとつにすごく時間かかったり、間隔が短かったりと、文字では伝わらない苦労がたくさんみえてきました。
まずはミルク。
ミルクをあげるにしてもいつもより飲む量がすくなかったり、飲んだ後すぐに吐き出してしまうこともあります。びっくりするぐらい吐いて不安になることもたびたび。
オムツ替えも気をつかいます。
いつもとくらべて回数はどうか、ウンチの色は問題ないか。おむつかぶれはないか。
グズったときの相手はとくに大変です。
ミルクあげても、オムツ替えても、抱っこしても泣き止まない。つかれて寝るまでずーっと抱っこし続ける。ようやく寝たと思ってベッドにおろすと、背中がベッドについた瞬間にまた泣き出す。そしてまた同じことを泣き止むまで繰り返す。
こんな中家事もこなさないといけません。
子どもが眠ったチャンスをねらって家事を始めるものの、すぐに泣き出して呼ばれる。一人でやっていると気が休まる時間はぜんぜんありません。
次にオフロ。
これは普段からあなたがやっているかもしれませんね。
最後に寝かしつけ。
といっても、生後しばらくは2時間おきくらいに目を覚ますので、まだまだ続きます。
他にも男には決してわからない大変さも。
母乳から間接的に子どもにも届くので、自分の食べる物にも気を使わないといけません。コーヒーやアルコールはもちろん、甘いものや脂肪分の多いものはダメ。風邪薬もほとんど飲めません。
まともに相談する相手もいない中、ストレス発散のために出かけることもままならない。こんな生活が一年以上続くのです。
これまでの内容はしょせん旦那目線から見えたことなので、奥さんからするとまだまだ大変なことは山ほどあるでしょう。
以下は、育児に関するぼくの反省をまとめたこちらのnoteに関する女性の感想です(抜粋)。
思うのは、父親同様母親も最初は『経験の無い初めての出産と育児』であること。 仕事でいろんなことがあるのは私も会社員だったので十分わかっている。 しかし、経験が無くてもわからなくても母親は一刻の猶予もなく育児スキルを身に着けなければならない。 なぜなら、自分で何もできない命ある子どもがもう目の前にいるのだから(中略)
(中略)父親母親と分けて考えるのではなく同じだけの知識とスキルを持って『育児』という、人生における重要なミッションの一つをクリアできるように協力するという形が当たり前の世の中になればいいなと思う。
こちらのブログもぜひ見てください。ブラック旦那を抱える奥様の本音がうかがえます。
育児は妻の仕事、は間違い

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もしかすると、あなたが育ったころは、上に書いたことは全部母親がやってくれていたのかもしれません。ぼくの実家はそうでした。
だからといって、今自分の妻にも同じことをやってもらおうと考えるのは間違いです。時代が全然違うんですよ。
昔は母親の実家近くに住んでいたり、そうでなくてもご近所の方同士でお世話になったり、一人であることあまりありませんでした。
でもいまは核家族で親元を離れていたり、近所付き合いも少なくなっています。頼れるのは夫であるあなたしかいないんです。
ですから、奥さんだけでなくあなたも育児参加すべきなんです。
できると思うならやってみてください

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もし、あなたが今でも育児は妻の仕事と思うのなら、ためしに自分ひとりで全部やってみたらよくわかります。
家事もふくめて全部一人でやるんです。1日だけなら何とかなるかもしれません。できれば一週間。
Yout Tubeを見せてほっておくのは無しですよ。スマホ育児は成長に悪影響がありますから。
ぼくが育児休暇中に感じたことですが、ブラック職場にいた時を考えても(プロフィールリンク)、会社の仕事の方が楽だと思いました。
奥さんの大変さとありがたみが身に染みると思います。
もしこの記事ですこしでも育児の大変さが伝わったなら、今からすぐにできることをぜひはじめてください。
それでは。