マネーリテラシー

株を購入するタイミングはできるだけ定量的に判断しよう

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実際に購入したい銘柄が決まった後はすぐにでも購入したくなってしまうものです。

 

でもちょっと待ってください。

 

株をあわてて購入してしまうのはケガの元、購入するタイミングを間違えると大損してしまうリスクが高まります。

 

カンや経験などの感性にたよるやりかたもありますが、自分の力でコントロールするためにはある程度の数字に基づく定量的な考え方がとても大事になってきます。

 

ということで、この記事では株を購入するタイミングを定量的に判断する材料についてご説明します。

 

まずは世界情勢や日経平均などの経済情勢をみる

Photo by Olu Eletu on Unsplash

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木を見て森を見ず、にならないように、まずは株式投資の森である経済情勢から確認します。

 

経済情勢が悪いときには株式市場全体が下落してしまいます。

 

リーマンショックが良い例ですね。どんなにいい銘柄でも株価は軒並み大幅に下落してしまいました(この後は最大の買チャンスになっていました)。

 

よほど自信があり思い入れのつよい銘柄でない限りは、経済情勢が悪いときは購入を控えてください。休むも相場、という格言があるほどです

 

株式投資に限らず、資産運用で一番大事なのはいかに損失を抑えるか、という点です。お金をたくさん儲けたいという気持ちに負けず、落ち着いた心で挑んでください。

 

まずはニュースでよく耳にする以下の指標を毎日チェックする事から始めましょう。

 

・日経平均(日経225)
日経新聞社が選んだ225社の株で構成される日本を代表する株価指数。平均株価を使用・東証株価指数(TOPIX)
東証一部に上場しているす全企業を対象とした株で構成。時価総額を使用・ジャスダック(JASDAQ)
日本の新興市場であるジャスダックの上場全銘柄を対象とした株で構成

・ダウ平均
アメリカを代表する30銘柄で構成される。平均株価を使用

・S&P 500
アメリカ企業のうち大型株から選ばれた500銘柄で構成される。時価総額を使用

・為替
円安のときには海外から日本へ投資資金が入ってきやすい

・金利
金利が上がると、株から預金へ投資資金がでていきやすい

 

経済情勢が良ければ、欲しい銘柄のチェックにうつります。

 

以降は、四季報などをもとに自分の欲しい銘柄が決まった後の話です。銘柄を選ぶ際はこちらの記事を参照してください。

 

ここから主にチャート分析と呼ばれる、株価トレンドを定量的に分析する方法についてご紹介します。移動平均線とボリンジャーバンドと呼ばれる指標を用います。

 

移動平均線で大まかな株価のトレンドをつかみ、ボリンジャーバンドで実際に買うタイミングを決める、という流れになります。

 

移動平均線で株価のトレンドをつかむ

株価の一定期間の平均値をとった線(移動平均線)です。例えば、75日移動平均線は以下のように求められます。

75日移動平均線 = 過去75日の間の株価の合計÷75日

 

移動平均線は、株価のトレンドを見極めるために使用します。
※トレンドとはある程度の期間つづく株の値動きの方向性

 

移動平均線が右肩下がりにあるときは下降トレンドであり、株価が下がる勢いがあるので上昇しづらい状態にあります(上昇トレンドは逆の話。ただし、比較的下降しやすい)。

 

例えるなら、自分が歩く方向を急に反対向きに変えられないのと同じことです。基本的に株価トレンドは徐々にしか変わりません。

 

移動平均線には日足、週足、月足の3種類があり、それぞれ複数の平均線を組み合わせて使います。

 

①日足: 5日、25日、75日平均線を組み合わせる
②週足: 13週、26週、52週平均線を組み合わせる
③月足: 12ヵ月、24ヵ月平均線を組み合わせる

 

日足⇒週足⇒月足と期間がおおきくなるほどトレンドができるまでに時間がかかるので、トレンド変化に気づくのが遅れがちになります。

 

逆に期間が短くなるほどトレンド変化にいち早く気づくことができますが、期間が短いためトレンドが崩れやすいという特徴があります(上がったと思ったらすぐ下がる、など)。

 

結局どの平均線を使えばいいのでしょうか?

 

この記事では日足の75日移動平均線をトレンド判断の材料に使うことをおすすめします。

 

いろいろな本を読むと13週平均線で判断することがすすめられているのですが、これまでのぼくの経験上では13週平均線ではトレンド変化に気づくのが遅れがちだったのでおすすめしません。

 

肝心の株を購入するタイミングですが、購入後に損する可能性をできる限り抑えるためには移動平均線が横ばいの時期が長引き、動きが小さくなっているところで買うことが望ましいです。誰からも見向きもされていない状態です。

 

以下が実際のトレンド例です(2018年 10月9日時点)。75日移動平均線が横ばいになり買いのチャンスです(ぼくは購入済みで、10月9日に上昇を始めています)。

 

ボリンジャーバンドで底値を探す

続いて株価のバラツキを統計的に確認する指標です。

難しい話ですが参考までにお伝えすると、株価の値幅範囲は統計上±2σ(シグマ)の線の中に95%、±3σの線の中に99%おさまります。

 

σ?なんだそりゃ?となると思いますが、難しいことはさておき、以下のポイントを押さえてください。

 

・株価が上昇する局面
プラスのσ値になり、+3σの線に近づくほど上昇の勢いにブレーキがかかり株価が下落する確率が高くなる・株価が下落する局面
マイナスのσ値になり、-3σの線に近づくほどに下落の勢いにブレーキがかかり株価が反発して上昇する確率が高くなる

 

ただし、下落中の方が勢いが強いので-3σに近づいたからといってすぐには上昇しませんので注意してください。

下落トレンドが緩やかになったあと、そこからさらに勢いづいて下落する、ということが度々起こります。

 

また、株価の変動が小さくなってくるとこのバンドの幅が狭まります。負けない投資を目指すために、バンドの幅が狭く、株価が-σの範囲にあるタイミングがよいです

 

さて、これまでの説明をもとにあらためて株価チャートを見てみます。以下の図は移動平均の説明の時に使用したものと同じ図です。

 

結論として、移動平均が横ばいにあり、ボリンジャーバンドの-3σに当たる図中赤丸の範囲に指値注文を入れておくことが望ましいです(軸が読みづらいですが、指値 1,450円くらいです)。

 

まとめ

まずは重要な2つの指標として移動平均線とボリンジャーバンドをご紹介しました。そのほかにも重要な指標はありますのでおいおいご紹介していきます。

 

ポイントは、移動平均線が横ばい、ボリンジャーバンドがマイナスの範囲に指値注文を入れることです。この2つを押さえておくだけでも、十分に損失を避けられるようになります。

 

それでは。