3分 書評!

【1分書評】 日本の少子高齢化問題の本質がわかる『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』

Photo by Val Vesa on Unsplash

これまで僕が読んだ本の書評を短編シリーズ物でご紹介していきます。

 

今回はこちら。

書籍名 :未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

・著者名 :河合雅司

・ジャンル:社会問題

 

日本で起こっている少子高齢化がこれからの未来でどのような問題につながるのか、時系列で整理し教えてくれる本です。

少子高齢化の日本は、とんでもない深刻な状態にあることがわかります

 

それではいきます。

 

超ななめ読み

Photo by Cristian Palmer on Unsplash

Photo by Cristian Palmer on Unsplash

 

現在日本では少子高齢化がものすごい勢いで進んでいます。これからの将来どんなことが待ち受けているのでしょうか。本書の中から時系列のポイントを整理します。

 

一般的な予想や予測とくらべ、人口に関する推定は高い精度で予測することができます。

 

2019年 IT技術者が不足し始める

2020年 女性の 2人に 1人が 50歳以上になり、出産可能な女性数が減り始める

2024年 国民の 3人に 1人が 65歳以上の「超・高齢化社会」になる
〃    団塊の世代がすべて75歳以上となり社会保障費が大きく膨らみ始める

2033年 空き家が2167万戸を数え、3戸に 1戸は人が住まなくなる

2039年 高齢者の死亡者数が 167万人のピークを迎え、深刻な火葬場不足におちいる

2040年 全国の自治体の半数近くが消滅の危機にさらされる

2050年 団塊ジュニア世代がすべて75歳以上となり社会保障費の破綻懸念が強まる

2053年 日本の総人口が 1億人を割り込む

2115年 日本の総人口が約 5,000万人にまで減少する

 

また、少子高齢化にともなう労働力不足の対応策を考えなければなりませんが、政府が考えている次の対策は切り札とはなりえません。

 

外国人労働者の受け入れ
・日本の生産人口の減少幅は大きく、外国人労働者の受け入れだけでは間に合わない

AIの活用

・期待はされるものの、現段階で労働力不足の解決策になりえるか判断しかねる

女性、高齢者の活躍
・力仕事など男性に適した仕事は女性だけでは穴埋めできない

 

この対策を著者は対策案を『10の処方箋』として提案しています。以下一部を紹介します。

 

24時間社会からの脱却
・24時間営業やネット注文の利便性をすてる

国際分業の徹底
・日本の得意な分野に絞って仕事をする

非居住エリアを明確化
・人が住むエリアとそうでないエリアをわける

 

こんなことが学べる

Photo by Nick Jio on Unsplash

Photo by Nick Jio on Unsplash

テレビや新聞では報道される機会がすくない日本の少子高齢化の現実が見えます。

 

年金はもらえるのか、そもそも少子高齢化とは何が問題なのか。こういった疑問を考えるヒントになります。
(年金はもらえない可能性が非常に高いと思われます)

 

落合洋一さんの『日本再興戦略 (NewsPicks Book) 』などをはじめとして、少子高齢化は日本を変えるチャンスだ、とみる意見もあります。

 

しかし、本書を読むとそれは少子高齢化の問題の一部にしか対応できていないことがわかります。

 

こんな人におすすめ

・少子高齢化問題の本質が知りたい方

・日本の将来についてぼんやりとした不安をもっている方

 


未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

なお、本書には続編もあるので合わせてご紹介しておきます。

 


未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること (講談社現代新書)

それでは。